「ささいなことでイライラ」「身近なひとに当たる」

　　　　　　　　　　あるいは

「なんだかわからないけど落ち込みやすい」

 

最近、こんな症状の方が増えています！

今の世の中、ストレスばっかりですものね。

でもほっとくと大変なことになりますよ！！

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ちょっと漢方で分析してみましょう。

大きく分けて2通りにわけられます。

 

◆　「イライラ」　タイプの方は・・・

主に「肝臓でエネルギー（気）が滞っている」と考えるんです。

エネルギーが溜まりすぎて、はけ口を探している状態ですね。

しかもこのエネルギーってカラダに良くない余分なものなんです。

緊張状態が続けば続くほど症状は悪化します！

だからイライラの他にも、頭痛・肩こり・顔面けいれん・のぼせなどの症状もでてくるんです。この場合、余分なエネルギーをスッキリとだしてあげることが必要です。

 

◆　「なんだか落ち込む」　タイプの方は・・・

特に年齢を重ねるごとに増えるのが「腎臓の衰えによりココロがパワーダウンした状態」の方。

だから、腰痛、膀胱炎といった腎臓関係の症状もでやすいわけですね。

「まじめな日本人」にとっても多いですよ。

補腎と共に、腎臓を支えている血液とエネルギー（気）を補ってあげるといいかも知れません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんな方には下記の漢方薬・健康食品がおススメです。

 

[加味逍遥散（かみしょうようさん）] 　

イライラを抑える代表的な漢方薬。のぼせ・ホットフラッシュなどに効果的。

［逍遥丸（しょうようがん）］ 　　　　　　

イライラするも、のぼせがあまりない方に。「冷え症」の方に特に効果的。

[抑肝散（よくかんさん）] 　　　　　　　 　

気持ちが高ぶって、イライラが続く方に。 子供の夜泣きによく使う。

[柴胡加竜骨牡蠣湯（さいこかりゅうこつぼれいとう）]   

イライラ、動悸などに効果的。

[半夏厚朴湯（はんげこうぼくとう）] 　

なんとなく喉に詰まった感じ（梅核気）がする方に。

［加味帰脾湯（かみきひとう）］　　　　 

胃腸が弱く、貧血気味で心配性な方に。

［香蘇散（こうそさん）］                   　

なんとなく塞ぎ込みがちな方に。

［牛黄清心丸（ごおうせいしんがん）］

緊張や動悸で落ち着かない方に。

［敬震丹（けいしんたん）］               　

上記同様ですが、即効性があります。

［シベリア人参（しべりあにんじん）］  

緊張や不安でいっぱいの方に。 

 

 

ストレスにより上記以外にも様々な症状がでます。

例えば胃痛・下痢・便秘などの消化器症状、高血圧・心筋梗塞などの循環器疾患などにも十分に注意しなくてはなりません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

現代人はすべてを一人で抱え込んでしまうケースが多いようです。

一時期あった「断捨離ブーム」のように、やはり思い切って「物」ではない「何か」を捨て去ることや整理することも大切なのかと思います。

早め早めの対応が肝腎です！！

 

 

 

★今回のポイント★

まずは、不調をきちんと感じとること。

ほっとけばほっとくほど、自分本来のココロ&カラダを戻すのに時間がかかります！