漢方では、女性のカラダは以下のように「7」の倍数で変化が訪れると考えています。
これを見ると、35歳ぐらいから少しずつココロとカラダの準備をしていた方がよさそうですね。
◆28歳 (=7X4) で最盛期になる
◆35歳 (=7X5) から少しずつ老化が始まる
◆42歳 (=7X6) になると老化現象が様々なところから現れる
◆49歳 (=7X7) になると閉経を迎える
【主な原因】
脳や骨の働き、水やホルモンの代謝に関わりの深い「腎臓」の機能の衰えなんです。症状としては、気分が落ち込んだりするのが特徴です。また、「腎臓」と相互関係にある「肝臓」の働きも重要です。「肝臓」の働きが滞っていると、イライラしたり、急にのぼせたり、顔面がピクピクするなどの筋肉に関係する症状がでてきやすいです。
【解決方法】
◆「腎臓」の機能が衰えは、 「補腎薬(ほじんやく)」でカバーします。文字通り「腎臓の機能を補ってくれる漢方薬」です。また、腎臓を支えているのがカラダの栄養となる「血」とカラダを動かすエネルギーである「気」というものなんです。だから、「気と血」を補ってくれる漢方薬である「補気薬(ほきやく)」や「補血薬(ほけつやく)」などを同時に服用することをおススメします。
◆「肝臓」の働きが滞っている場合は、「疏肝薬(そかんやく)」という肝臓の「気」の流れをスムーズにしてあげる漢方薬がおススメです。
【おススメの漢方薬&健康食品】
◆補腎薬
[八味地黄丸(はちみじおうがん)] 一番有名な補腎薬。
特に足腰の冷え症の方によい。
[杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)] 目の疲れ・白内障・ドライアイなどの
症状がある方に。別名「のむ目薬」
[八仙丸(はっせんがん)] 乾燥肌など、うるおい不足の方に。
[耳鳴丸(じめいがん)] 文字通り耳鳴りなどの症ある方に。
なんと“磁石”が入っています。
[天王補心丹(てんのうほしんたん)] 不眠症・なんとなく落ち着かない方に。
[参馬補腎丸(じんばほじんがん)] とても疲れやすい方。胃腸にも安心。
“タツノオトシゴ”入りです。
◆補気薬&補血薬
[麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)] 心身の疲労が強く、動悸・息切れが
ある方に。
[補中益気湯(ほちゅうえっきとう)] 疲れやすい、胃腸虚弱、内臓下垂
などがある方に。
[衛益顆粒(えいえきかりゅう)] アレルギー・カゼを引きやすいなどで
免疫力を調節したい方に。
[帰脾湯(きひとう)] 胃腸が弱く、貧血気味で心配性な
方に。
[婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)] 生理不順・貧血・低血圧・疲れやすい
方に。
[参茸補血丸(さんじょうほけつがん)] 冷え症・虚弱体質の方に。
別名「飲むホッカイロ」
◆疏肝薬など
[加味逍遥散(かみしょうようさん)] イライラを抑える代表的な漢方薬。
ホットフラッシュなどに効果的。
[逍遥丸(しょうようがん)] イライラするも、のぼせがあまりない
方に。冷え症の方。
[抑肝散(よくかんさん)] 気持ちが高まって、イライラが続く方
に。 子供の夜泣きによく使う。
[柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)] イライラ、動悸などに
効果的。
[半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)] なんとなく喉が詰まった感じ(梅核気)
がする方に。
[香蘇散(こうそさん)] なんとなく塞ぎ込みがちな方に。
[牛黄清心丸(ごおうせいしんがん)] 緊張や動悸で落ち着かない方に。
[敬震丹(けいしんたん)] 上記同様ですが、即効性があります。
[シベリア人参(しべりあにんじん)] 緊張や不安でいっぱいの方に。
※服用の際は必ず専門家にご相談ください!